2019.06.25 13:00 更新
2019.06.25 配信
Manus VR社が手がける、グローブ型のVRデバイス「Manus Prime」シリーズが国内向けに発売。各種モーションキャプチャデバイスと組み合わせることで、VR空間で手や指の動きをリアルタイムに読み取ることができるデバイスだ。
「Prime One」は、合計12箇所のセンサーを内蔵し、手や親指の向き、ナックル、関節の屈曲を測定。UnityやUnreal、MotionBuilder、IC.IDOといったエンタープライズ向けソフトウェアに直接データをストリーミングできる。また、専用の管理ソフト「Apollo」により、手の動きを確認する3Dハンドビューアなど直感的なインターフェイスを使用し、グローブの設定や調整に対応する。
Prime Xsens | Prime Haptic |
「Prime Xsens」は、Xsensモーションキャプチャスーツとの統合を目的に設計されたデバイス。「Prime One」同様に合計12箇所のセンサーを内蔵するほか、Xsensモジュールを手の甲に取り付けることができる。Xsensモーションキャプチャスーツと組み合わせることで、3Dキャラクターアニメーションやモーション分析、産業用制御などに活用できる。また、Xsens MVNシステムに加え、全身の人体計測システムであるMVN Analyzeとの互換性を備えている。
「Prime Haptic」は、各指にバイブレーションユニットを備え、独自の触覚信号をフィードバックできるデバイス。専用の管理ソフト「Apollo」によるカスタマイズ、各指の振動テストなどのキャリブレーション設定に対応する。Unity用のプラグインが利用可能で、開発者はカスタマイズされた触覚フィードバック信号を提供できる。
なお、グローブは約64gの軽量設計で、最大30mのワイヤレス利用、5ms未満の低レイテンシを特徴とする。また、内蔵バッテリーにより最大5時間の連続使用が可能だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Manus VR: https://manus-vr.com/