2019.07.19 10:40 更新
2019.07.18 配信
Samsungより、5GおよびAI機能のために最適化されたプレミアムスマートフォン向けのDRAMチップ「12Gb LPDDR5 Mobile DRAM」の量産開始が発表。今月中には、5つのチップを合わせた容量12GBのLPDDR5パッケージの量産も開始される見込みだ。
第2世代の10nmプロセスルールを採用した業界初となる製品で、従来から高性能化・大容量化を達成。次世代の主力スマートフォンにおいて、超高精細動画の撮影や機械学習など、5GおよびAI機能のフル活用を可能にする。また、バッテリー寿命も従来から大幅に延長される。
データ転送速度は5,500Mb/secを実現。現行のハイエンドスマートフォン向けDRAM(16Gb LPDDR4X)に比べ、約1.3倍性能が向上した。なおSamsungによれば、引き続きモバイル向け高性能DRAMの開発を促進し、来年中の「16Gb LPDDR5 DRAM」開発を目指していくという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: http://www.samsung.com/