2019.07.29 11:50 更新
2019.07.29 配信
ソニーより、ホログラムスクリーン技術を用いた360°映像表示が可能な「円筒透明スクリーンディスプレイ」が発表。コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の国際会議である「SIGGRAPH 2019」にて展示が行われている。
透明度と投影された映像の輝度の両立が困難だった、従来の透明ディスプレイの難点を克服。高い透明度を保ちつつ、高輝度な映像表示を可能にするホログラムスクリーンを開発した。毎秒1,000フレームを撮像できる高速ビジョンセンサー(IMX382)を用いた高速カメラにより、視聴者の位置を360°トラッキングして最適な映像を円筒内に表示する。
また、360°映像に強調するサウンドをハンドジェスチャーでリアルタイム操作可能なアプリも開発。光と音のリアルタイムインタラクションが楽しめる。
なお「SIGGRAPH 2019」のソニーブースでは、網膜直描技術を使ったフルカラーのARアイウェア試作機の展示も行われている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ソニー株式会社: https://www.sony.jp/