2019.08.02 14:00 更新
2019.08.01 配信
組み込み向けシングルボードコンピュータ(SBC)を手がけるiBASEから、外形寸法102×147mmの3.5インチサイズを採用する「IBR210」がリリース。プロセッサに最大クアッドコアのNXP i.MX 8M(Cortex-A53+Cortex-M4F)を搭載したファンレスモデルだ。
主に大型サイネージ制御用を想定したマルチメディア処理に優れた製品で、4K HDMIまたは2画面のフルHD LVDS出力をサポートする。メモリはLPDDR4 3GB、ストレージは8GB~64GBのeMMCを実装。M.2 Key-EおよびminiPCI-Expressの拡張スロットも備える。また、4G LTE対応のSIMスロットもサポートしている。
そのほか、USB3.0×2、USB OTG、ギガビットLAN×1、シリアルポートなどの多彩なインターフェイスを装備。電源は12V~24VのDC入力を使用する。また、-40~85℃をサポートする広範な動作温度範囲も特徴とする。
なおiBASEでは、Android 9およびYocto Linux v2.5用のBoard Support Package(BSP)も提供する。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
iBASE Technology Inc.: http://www.ibase.com.tw/