2019.08.26 11:45 更新
2019.08.23 配信
Huaweiより、昨年10月の「HUAWEI CONNECT 2018」にて開発計画が明かされていた、最新AIプロセッサの「Ascend 910」が正式発表された。
「Ascend-Max」シリーズに属する最新世代のAIプロセッサで、半精度浮動小数点数は256TFLOPS、整数精度計算は512TOPSを実現。Huawei副会長のEric Xu氏は「疑いなく、世界のどのAIプロセッサより高い計算能力を備えている」と自信を示している。
また、最大消費電力は当初計画の350Wを下回る310Wを達成。極めて高いワットパフォーマンスが期待され、エッジコンピューティングや自動運転の車載コンピューティングなどへの活用が想定されている。
さらにHuaweiは、合わせてAIコンピューティングフレームワークの「MindSpore」を発表。「Ascend 910」と「MindSpore」を組み合わせることで、TensorFlowを使用する従来型のシステムに比べ、AI学習が約2倍高速化するという。ニューラルネットワークにおいてもコアコード行数は現行の主要フレームワークより20%少なく、開発者の効率は50%向上するとしている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Huawei Technologies Co. Ltd.: http://www.huawei.com/