2019.09.03 10:32 更新
2019.09.02 配信
富士フイルムから、従来比2倍となる最大容量30TB(非圧縮時12TB)のLTOテープメディア「FUJIFILM LTO Ultrium8 データカートリッジ」の発売が開始された。
磁気特性・長期保存性に優れる微粒子「BaFe磁性体」を採用したテープメディアで、これまでの製品よりさらに微粒子化した「BaFe磁性体」を均一に分散し、うねりや厚みムラのない平滑な薄層磁性層を塗布することで、大容量化を実現している。
また材料設計の最適化により、磁気ヘッドの高精度なトラッキングと、優れた走行耐久性を備え、安定性・信頼性が向上。さらにネットワークから隔離した状態でデータが保存できるため、データ破損・消失のリスクが低く、生成されてから時間がたち、アクセス頻度が低くなった「コールドデータ」の保存に向く。
転送速度は、最大750MB/sec(非圧縮時360MB/sec)、トラック数6,656、テープ幅12.65mm、テープ厚み5.6μm、テープ長960m。製品ラインナップはデータの書換ができる「Re-Writableタイプ」と、データ改ざんや誤消去を防止するため、データを1回のみ書込できる「Write Once,Read Many(WORM)タイプ」が用意される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
富士フイルム株式会社: http://www.fujifilm.co.jp/