2019.09.11 10:13 更新
2019.09.10 配信
AMDは、一部の海外フォーラムで指摘されていた、第3世代Ryzenシリーズのブーストクロックが規定値より低くなる問題を解消するため、最新BIOS「AGESA 1003ABBA」の提供を開始した。
今回のBIOSを使用することで、AMDの社内テストではブーストクロックが約25~50MHz向上し、PCMark 10や、Kraken JavaScript Benchmarkなど幅広いワークロードで性能の改善が見られるとのこと。また「AGESA 1003ABBA」では、CPUの負荷が少ないアプリケーションを実行した場合の省電力性も向上している。
なおマザーボードメーカー各社はすでに、「AGESA 1003ABBA」を適用した最新BIOSの準備を進めており、3週間前後で提供が開始される予定。さらに9月30日には、Ryzenシリーズのシステム情報をより詳細に取得できる「AMD Monitoring SDK」の提供もスタートする。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/