2019.11.05 15:25 更新
2019.11.04 配信
Microsoftがアメリカ・フロリダ州で開催中のカンファレンス「Microsoft Ignite 2019」にて、「Microsoft 365」で提供される新サービスが発表された。
グループチャットソフト「Microsoft Teams」には、プライベートチャンネルやマルチウインドウチャットなど、複数の新機能を追加。「Microsoft To Do」および「Microsoft Planner」とのタスクが統合されたほか、「Outlook」とのコラボレーション機能が改善した。また、SMSサインインやグローバルサインアウトなど、セキュリティ強化の新機能も盛り込まれている。
ビジネス向けブラウザ「Microsoft Edge」も刷新され、「Microsoft 365」のファイルやイントラネット検索に直接アクセスできる、新しいタブページが提供される。検索エンジンの「Microsoft Search」と「Microsoft Bing」が統合され、「Microsoft 365」のエコシステム全体からファイルや人、会社情報などを検索可能になった。一般公開は2020年1月15日の予定。
スマートフォン向けの新しいOfficeスイートアプリ「Office」も発表。Word・Excel・PowerPointを統合したオールインワンアプリで、書類の画像をスマートフォンカメラで撮影してWordファイルに変換したり、表データを作成したりできる。AndroidおよびiOS向けに先行リリースが開始されており、2020年上半期に正式リリース予定。
「Microsoft 365」の新サービスとしてナレッジマネジメント(知識管理)機能の「Project Cortex」が発表。AIを利用して組織のデータを推論するナレッジネットワークを作成、プロジェクトや顧客などの共有トピックごとに自動で整理してくれる。「Microsoft Teams」や「Outlook」、「Office」からトピックカードを利用可能。ドキュメントや動画などに埋もれたままになっている、豊富な知識に容易にアクセスできるようになるという。
そのほか、男性音声オプションが追加された新しい「Cortana」など、上記以外のサービスも多数改善要素がリリースされている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Microsoft Corporation: http://www.microsoft.com/