基板・ソフトウェアとも自社開発のセットトップBOX

「VOGUE SKs」シリーズは、Android 8.1と、クアッドコアCPU「Rockchip RK3229」（1.5GHz/ARM Mali MP2）を搭載した小型セットトップBOX。基板、ソフトウェアとも自社で開発が行われ、高品質な製品を長期安定して供給できることから、作業現場での保守端末や、デジタルサイネージなどに向く。

用途に合わせた柔軟なカスタマイズに対応できるよう、CPUやメモリ、インターフェイスなどが実装されたメイン基板に加え、各種拡張用基板を用意。IEEE 802.11ac/b/g/n無線LAN、Bluetooth5.0機能を搭載する「ベーシックモデル」の他、無線LAN環境のないところでも通信が行える「LTE搭載モデル」や、緊急放送をはじめとしたテレビ表示端末に向く「TVチューナー搭載」モデルがラインナップ。さらに受注生産ながら、SSDの増設やWi-SUN機能の追加も可能だ。

主なスペックは、メモリがDDR3L 2GB、ストレージはeMMC 8GB/32GBとSDカードに対応。「ベーシックモデル」のインターフェイスはHDMI2.0（4K＠60Hz対応）×1、ラインアウト×1、USB2.0×2、SDカードリーダー×1。

冷却システムはファンレス仕様で、動作温度は-10～45℃。本体サイズは180×110×26mm、重量約320g。なお製品にはACアダプタ、IRリモコン、簡易マニュアルが付属する。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
エスケイネット株式会社： http://www.sknet-web.co.jp/