2019.12.12 23:01 更新
2019.12.11 配信
10月7日付けプレスリリースでアナウンスされた、RDNAアーキテクチャの最新ミドルレンジGPU「Radeon RX 5500」シリーズのデスクトップPC向けモデル「Radeon RX 5500 XT」が正式発表。その詳細スペックが明らかになった。
フルHD(1,920×1,080ドット)までの解像度をターゲットにした製品で、14nm世代の「Radeon RX 480」からGPU性能は12%向上している一方で、消費電力は30%低減。ワットパフォーマンスは約1.6倍に引き上げられているという。またプロセスの微細化に伴いチップのサイズも221m㎡から158m㎡に縮小。ダイサイズあたりの性能は1.7倍へ大幅に向上しているが特徴だ。
製造プロセスの微細化により、ワットパフォーマンスやダイサイズあたりの性能は大幅に向上 |
これにより重量級の「AAAゲーム」では高画質設定で60fps超え、やや軽めの「eSPORTゲーム」では90fpsを超える性能を発揮。同じくフルHDをターゲットにしているGeForce GTX 1650 SUPERとの比較では最大30%も高速化されているという。
対抗とされるGeForce GTX 1650 SUPERとのパフォーマンス比較 |
主なスペックはコンピュートユニット数が22基、ストリームプロセッサ数は1,408基、処理性能は最高5.2TFLOPS、TDP130W。動作クロックはゲームクロック1,717MHz、ブーストクロック1,845MHz、メモリクロック14Gbps、メモリバス幅は128bitで、ビデオメモリはGDDR6 4GBと8GBの2モデルが用意される。
このクラスでは珍しい8GBの大容量モデルがラインナップされているのも特徴。特に重量級のゲームでは効果が高い |
なお搭載グラフィックスカードはASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、XFXなどから登場予定。アメリカでの参考価格は4GBモデルが169ドル、8GBモデルが199ドルで、国内発売日は12月18日11時に決定した。
グローバル市場の発売解禁は12日だが、国内では約1週間遅れの18日11時から販売がスタートする |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/
日本AMD株式会社: https://www.amd.com/ja/