2020.01.07 17:26 更新
2020.01.06 配信
Bluetooth技術の推進団体であるBluetooth SIGより、CES 2020に合わせ次世代Bluetooth音声規格「LE Audio」が発表。近日中に正式リリース予定で、詳細な概要が記載された仕様書が2020年前半に提供される。
高品質・低電力の新しいオーディオコーデック「Low Complexity Communication Codec(L3)」を採用。低データレートながら、Classic AudioのSBCコーデックを上回るオーディオ品質を実現した。
また、スマートフォンから複数のワイヤレスイヤホンへマルチ配信が行える「マルチ・ストリーム・オーディオ機能」をサポート。ワイヤレスイヤホンに代表されるBluetoothデバイスのパフォーマンスが向上し、より良い立体音像の実現、シームレスな音声アシスタントサービスが可能になる。
さらにオーディオソースデバイスが無制限のオーディオシンクデバイスにブロードキャストできる「ブロードキャスト・オーディオ機能」に対応。複数のイヤホンと音源を共有するオーディオシェアリングが可能で、スマートフォンの音楽コンテンツを家族や友人とシェアできる。
そのほか、補聴器としての機能もサポート。欧州補聴器メーカー協会事務総長のStefan Zimmer氏によれば、「数年後にほとんどの電話やテレビは、聴覚障害のある人も健聴者と同等の楽しめるようになる」という。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Bluetooth Special Interest Group: https://www.bluetooth.com/