2020.02.07 12:32 更新
2020.02.06 配信
Micronより、世界初となる「Low-Power DDR5 DRAM」の量産出荷がアナウンス。近日中に発表される、Xiaomiの最新スマートフォン「Mi 10」に搭載される。
2020年に世界規模で展開が開始される、5Gネットワークの需要を満たすDRAMとして設計。前世代のDRAMと比較して、データアクセス速度は50%以上、電力効率は20%以上の向上を達成した。
最大6.4Gbpsのピーク速度でデータ処理を行う5Gスマートフォンのボトルネックになることを防ぐ、高いデータレートを発揮。XiaomiのVice PresidentであるChang Cheng氏は「LPDDR5は、2020年にすべてのフラッグシップデバイスの標準構成になる」とコメントしている。また、より広い帯域幅が要求される自動運転技術など、他の新技術ニーズに応える性能も備えているという。
容量は6GB/8GB/12GBをラインナップ。データ速度は5.5Gbpsおよび6.4Gbpsに対応する製品が出荷されている。なお、ミドルクラスからハイエンドのスマートフォンに向けて、UFSベースのマルチチップパッケージ(uMCP5)での出荷も予定されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Micron Technology: http://www.micron.com/