2020.02.12 12:00 更新
2020.02.10 配信
AMDより、ワークステーション向けグラフィックスカードの新モデル「Radeon Pro W5500」がリリース。7nmプロセスのRDNAアーキテクチャを採用した製品で、設計・エンジニアリング分野などに活用される。
コンピュートユニット22基、ストリームプロセッサ数1,408基を内蔵。GDDR6 8GBのビデオメモリを実装し、メモリバス幅は128bit、メモリ帯域224GB/sec。ピーク性能はFP32が5.35 TFLOPS、FP64が330 GFLOPsとされる。
前世代GCNアーキテクチャの同等製品に比べ、パフォーマンスは最大25%向上。「SPECviewperf 13」ベンチマークにおけるマルチタスク性能は、競合比で最大10倍に達するという。また、電力管理の「Radeon Pro Software」を組み合わせることで、競合製品に比べ消費電力は最大32%抑えられた。
接続インターフェイスはPCI-Express4.0(x16)で、出力インターフェイスはDisplayPort1.4×4を搭載。最大4基の4Kディスプレイまたは1基の8Kディスプレイを駆動できる。冷却機構はシングルスロット占有のアクティブクーラーを備え、カード長は241mm。補助電源は6pin×1構成で、TBP125Wとされる。
そしてモバイルワークステーション向けとして「Radeon Pro W5500M」も発表された。コンピュートユニットは22基でピーク性能は4.79 TFLOPS(FP32)。GDDR6 4GBのビデオメモリを実装し、メモリバス幅128bit、メモリ帯域224GB/secとなっている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/