2020.02.13 10:35 更新
2020.02.12 配信
世界最大のモバイルの祭典として知られている「Mobile World Congress 2020(MWC 2020)」について、開催団体のGSMAよりアナウンス。当初2月下旬に予定されていた開催を取りやめることが発表された。
開催中止の原因は、今年1月以降に中国を中心に猛威を振るっている新型コロナウイルス。GSMAはプレスリリースで「コロナウイルスの発生と感染拡大、渡航やその他の状況に関する世界的な懸念により、イベントの開催が不可能になった」と説明している。
GSMAは当初「MWC 2020」の開催を決行する予定であり、中国湖北省からの参加禁止や現地での温度スクリーニング実施など、対策を発表。「適切な対応があれば開催は可能」という姿勢だった。
しかしLGやZTE、通信大手のエリクソンのほか、IntelやNVIDIAなど、主要メーカーが相次いで撤退を表明。日本でもソニーやNTTドコモが事前に撤退を発表していた。同様に世界中では、現在展示会や見本市の開催中止・縮小が相次いでいる。
なおGSMAは、引き続き来年の「MWC 2021」に向けた準備を継続するとしている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Mobile World Congress: https://www.mwcbarcelona.com/