2020.02.26 10:16 更新
2020.02.25 配信
CPUにZenアーキテクチャを、グラフィックスコアにRadeon Vega 3 Graphicsを搭載する組み込み向けSoC「Ryzen Embedded R1000」シリーズに、新モデル2種が追加された。
今回追加されたのはTDP 6W~10Wをターゲットにした省電力モデルで、従来では難しかった小型ファンレスシステムの構築が可能になるという。
「Ryzen Embedded R1102G」は、TDP 6Wを実現した超省電力モデル。CPUコアは2コア/2スレッド、動作クロックはベース1.20GHz、ブースト時最大2.60GHz、GPUクロックは1,000MHz、出力インターフェイスはHDMI2.0bx2またはDisplayPort1.4×2、同時出力は2画面まで対応する。
「Ryzen Embedded R1305G」は、TDP 8~10Wのハイパフォーマンスモデル。CPUコアは2コア/4スレッド、動作クロックはベース1.50GHz、ブースト時最大2.80GHz、GPUクロックは1,000MHz、出力インターフェイスはHDMI2.0bx3またはDisplayPort1.4×3、同時出力は3画面まで対応する。
その他スペックは共通で、L2キャッシュは1MB、L3キャッシュは4MB、メモリはDDR4-2400(デュアルチャネル)、USBはUSB3.1 Gen.2×4、USB2.0x2、ストレージはSATAx2で、Junction温度は0~105℃。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
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