2020.03.17 15:55 更新
2020.03.17 配信
Samsungより、次世代モバイルデバイス向けに出荷される、業界初となる「512GB eUFS 3.1」の量産開始がアナウンス。8K動画や数百枚の画像データをバッファリングなしにスマートフォンに保存することを想定、特に書込性能が大きく向上している。
新しい「512GB eUFS 3.1」の転送速度は、シーケンシャル読込2,100MB/sec、同書込1,200MB/sec、ランダム読込100,000 IOPS、同書込70,000 IOPS。圧倒的なシーケンシャル書込性能がトピックで、前世代「512GB eUFS 3.0」との比較では3倍以上高速化した。100GBのデータを書き込む場合、従来4分以上かかっていた作業が約1.5分で完了するという。また、ランダム読込性能も1.6倍に向上している。
ちなみにスマートフォン向けストレージのシーケンシャル書込性能が1,000MB/secを超えるのは、これが初めて。一般的なPCに搭載されるSATA3.0ストレージの2倍以上、UHS-I microSDカードの10倍以上の速度でデータを書き込むことができる。
なお、容量は現在の512GBに加え、2020年後半に登場する主力スマートフォン向けに256GBと128GBがラインナップに加わる見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: http://www.samsung.com/