トラックパッドを備えた新「Magic Keyboard」とセットでiMacスタイルに

Appleより、最新世代の「iPad Pro」がリリース。2018年モデルの狭額縁デザインを継承しつつ、新しい機能やアクセサリへの対応、スペックの向上を果たした。画面サイズは11型と12.9型の2タイプで、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデル、ストレージは128GB/256GB/512GB/1TBをラインナップする。

最大の特長は進化したカメラ機能。光学2倍ズームや4K撮影に対応した1,200万画素広角+1,000万画素超広角のデュアルカメラに加え、深度検出可能な「LiDARスキャナ」を搭載する。「LiDARスキャナ」は最大5m先の対象物との距離を計測、カメラで撮影した人や物の身長・大きさを測定したり、新しいAR体験を可能にする。

また、新しい「Magic Keyboard」の登場もトピック。本体をマグネットで固定、自由な角度調整が可能なフローティングデザインを採用。まるで小さなiMacのような感覚で操作できる。シザー構造を採用した1mmストロークのフルサイズキーボードで、新たにリリースされる「iPadOS 13.4」で対応するトラックパッドを装備。本体をパススルー充電可能なType-Cコネクタも備える。

プロセッサは8コアCPUと8コアGPUで構成される、新型の「A12Z Bionic」を内蔵。ディスプレイはリフレッシュレート120Hzの高速描画に対応する「Liquid Retinaディスプレイ」で、従来通り第2世代「Apple Pencil」による手書き入力も可能だ。

そのほか、5つのマイクと4つのスピーカーを内蔵、最大10時間のバッテリー駆動が可能という。ネットワークはWi-Fi 6に初対応、Wi-Fi+Cellularモデルはギガビット級LTEに対応している。

外形寸法と重量は、11型モデルが幅178.5mm、奥行き247.6mm、厚み5.9mm、471～473g。12.9型モデルが幅214.9mm、奥行き280.6mm、厚み5.9mm、641～643g。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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