2020.03.23 20:00 更新
2020.03.19 配信
Microsoftより、PCおよび「Xbox Series X」に対応する次世代グラフィックスAPIの「DirectX 12 Ultimate」がリリースされた。
NVIDIA「GeForce RTX 20」シリーズのGPUのほか、AMDの「RDNA 2」アーキテクチャを採用する「Xbox Series X」(と同様の「PlayStation 5」も)が対応。PCとコンソール系デバイスが共通のAPIを利用することで、開発者の負担軽減・開発速度の向上が期待できる。なお、現行のDirectX 12との互換性も備えている。
「DirectX 12 Ultimate」では、新たに「DirectX Raytracing 1.1」に対応。DirectX Raytracin(DXR)のアップデート版にあたり、レイトレーシングの効率とパフォーマンスが向上する。
また、重要性の低いエリアなどの描画品質を落として負荷を軽減する「Variable Rate Shading(VRS/可変レートシェーディング)」、3Dオブジェクトを距離に応じて細部の描画品質を調整する「Mesh Shaders」、必要な時のみテクスチャをロードする「Sampler Feedback」などの機能もサポートする。
なお、PC環境で利用するには、今春リリース予定とされているWindowsの次期大型アップデート「Windows 10 バージョン 2004(20H1)」を適用する必要がある。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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