2020.03.24 12:00 更新
2020.03.23 配信
NVIDIAより、AI処理でアンチエイリアシング・高解像度化を行う画像処理技術「Deep Learning Super Sampling(DLSS)」の最新アップデート「DLSS 2.0」が発表された。
Turing世代のGeForce RTXシリーズが搭載するディープラーニング用のTensorコアを用いて、高画質のアンチエイリアシングや高解像度化を行う技術。ディープラーニングのニューラルネットワークが改善され、DLSS以上の高画質と描画性能の向上を実現している。
新たな一時フィードバック技術を採用することで、1/4から1/2のピクセルをレンダリングするだけで、ネイティブ解像度に匹敵する画像品質が提供可能という。画像品質は、フレームレート重視の“Performance”、品質優先の“Quality”、それらのバランスを両立する“Balance”の3パターンから選択できる。フルHDを4Kにアップスケールする、最大4倍の超解像化にも対応する。
また、AIモデルが刷新されたことで、より効率的にTensorコア運用が可能になり、2倍の高速化を実現。フレームレートが大幅に改善したほか、サポートGPUや解像度の制限もなくなった。
なお、現在の「DLSS 2.0」は、ゲームエンジンの「Unreal Engine 4」、「Control」や「MechWarrior 5」といったゲームタイトルがサポート。ディープラーニングのAIネットワーク学習の仕組みが刷新されたことで、ゲームへの統合、実装もより効率化しているという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/