2020.03.26 10:55 更新
2020.03.26 配信
第3世代Ryzen Threadripperに対応するAMD TRX40マザーボードの新製品。「ROG Zenith II Extreme」のマイナーチェンジモデルで、電源回路のMOSFETを70AのPowerStage「TDA21472」から、90Aの「TDA21490」にアップグレード。よりオーバークロック時の安定性が向上しているという。
また大型のヒートシンク内には「カスタムDelta Superfloファン」を搭載。60℃以上で自動的に回転を始め、効率的に冷却することで500Wを超える出力を安定して処理することができる。さらにチップセットヒートシンクにも、60℃以上で動作する冷却ファンが内蔵され、高負荷時の安定性を高めている。
その他、ASUS「Aura Sync」対応のイルミネーション機能や、「SABRE9018Q2C」を内蔵した高音質オーディオ「SupremeFX」、Aquantiaチップによる10ギガビットLAN、最新規格Wi-Fi 6対応の無線LAN、USB3.2 Gen.2×2ポートなどを備える。
主なスペックはメモリスロットがDDR4-4733×8、ストレージはM.2×3、M.2×2(SO-DIMM.2経由)、SATA3.0(6Gbps)x8、フォームファクタはE-ATX(縦277mm、横310mm)。なお詳細スペックについてはこちらのグローバルリリースを参照のこと。
明日27日(金)の販売開始に先駆け、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店をはじめ主要ショップでの入荷を確認。市場想定売価税抜83,500円前後と、AMD TRX40マザーボードの中でも高価な製品ということもあり、各ショップとも入荷数はそれほど多くない。
マザーボードとしては最大級の大型パッケージ。実際に持ってみたところ重量もかなりのものだった |
第3世代Ryzen Threadripperの中でも、3960Xや3970Xとの組み合わせにはややオーバースペックな感は否めない。一方、64コア/128スレッドのフラッグシップである3990Xを選ぶ人は、もともと予算を気にしない人が多いこともあり、電源回路が強化された「ROG Zenith II Extreme Alpha」は魅力的な存在になりそうだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
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