2020.05.08 12:00 更新
2020.05.07 配信
AMDより、ビジネスノートPC向けのモバイルプロセッサ「Ryzen PRO 4000」シリーズが発表。7nmプロセスの「Zen 2」コアを採用した最新CPUで、プレミアムクラスの薄型ビジネスノートへの搭載が想定されている。
シリーズラインナップは、8コア/16スレッドの「Ryzen 7 PRO 4750U」(最大4.1GHz/キャッシュ4MB+8MB)、6コア/12スレッド「Ryzen 5 PRO 4650U」(最大4GHz/キャッシュ3MB+8MB)、4コア/8スレッド「Ryzen 3 PRO 4450U」(最大3.7GHz/キャッシュ2MB+4MB)の3モデル。いずれも省電力仕様の「U」シリーズCPUで、TDPは15Wだ。
前世代と比較して、シングルスレッド性能が最大29%、マルチスレッド性能は最大132%向上。「3DMark Time Spy」のスコアも13%向上するなど、グラフィックス性能も引き上げられている。バッテリー性能も大きく向上しており、20時間以上のバッテリー駆動を可能にした。
また、競合との比較では、「Ryzen 7 PRO 4750U」が「Core i7-10710U」比で最大33%高速なほか、「Ryzen 5 PRO 4650U」は「Core i5-10210U」に比べ最大97%性能で上回るという。
そのほか、ビジネス向け機能の「AMD PROテクノロジー」を搭載。エンタープライズ向けのセキュリティ機能や管理機能を備えるほか、フルメモリ暗号化の「AMD Memory Guard」にも対応する。
なお「Ryzen PRO 4000」シリーズは、HPとLenovoから搭載モデルが発売予定。HPは「HP ProBook x360 435 G7」など2モデル、Lenovoからは「ThinkPad T14 Gen1」など4モデルが投入される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/