2020.06.19 12:00 更新
2020.06.18 配信
Intelは、開発コードネーム「Cooper Lake」こと新データセンタ向けCPU「第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサ」を発表した。
4ソケットや8ソケット構成を前提とした大規模システム向けのCPUで、FP32の半分のコンパクトな数値形式ながら、同等の精度を実現するというAI推論向けbfloat16に対応。5年前の4ソケットプラットフォームに比べて平均で1.9倍のパフォーマンスを発揮できるという。
製品ラインナップは28コア/56スレッドの「Xeon Platinum 8380HL」(定格2.90GHz/TB時最高4.30GHz/キャッシュ38.5MB/TDP250W)を筆頭に計11モデル。いずれも製造プロセスはこれまでと同じ14nmで、メモリは6チャネルのDDR4-3200/2933/2666に対応する。
Intel Optane persistent memory 200 |
また「第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサ」のプラットフォームとの組み合わせにより、最大4.5TBという大容量メモリを構築できる、「Intel Optane persistent memory 200」シリーズも同時にリリースされている。
Intel SSD D7-P5500/P5600 |
さらにオールフラッシュアレイシステムに最適なPCI-Express4.0対応U.2 SSD「Intel SSD D7-P5500/P5600」シリーズも正式発表。いずれもNANDフラッシュには96層の3D TLC NANDを採用し、シーケンシャル読込7,000MB/sec、書込4,300MB/sec、ランダム読込100万IOPS、書込13万IOPSの高速転送が可能だ。
「Intel SSD D7-P5500」の容量は1.92TB、3.84TB、7.68TBの3モデルで、書込耐性は1DWPD。「Intel SSD D7-P5600」の容量は1.6TB、3.2TB、6.4TBの3モデルで、書込耐性は3DWPD。いずれもMTBFは200万時間、製品保証は5年間。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/