2020.06.26 11:00 更新
2020.06.26 配信
Astell&Kern初のマルチDACを搭載した、ハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー。最大のトピックは、ESS Technologyのオーディオ用最新DAC「ES9068AS」を左右独立のデュアルDAC構成として採用。さらに旭化成エレクトロニクス最上位DAC「AK4499EQ」もシングル構成で同時に搭載する事で、アンバランス接続/バランス接続、各チャンネル信号の独立および分離した専用アンプ回路設計を構築している。結果、互いに干渉しない優れたサウンドが実現できるという。
さらに各DACメーカーが用意するDACフィルターが選択可能。音楽の種類に合わせて最適なDACが選べるというワケだ。
CPUは既存モデル「SE100」同様のOcta-Core CPUを搭載。内蔵メモリは256GBに増強され、連続再生時間は11時間から14時間に延長。出力はアンバランス3Vrms(SE100は2V)、バランス6Vrms(同4V)と高出力化を実現した。
外観は台形ボディと曲線の組み合わせ。天板と背面は新素材・セラミックプレートを採用し、側面には「ボリュームホイールLED」を搭載。赤、緑、青、紫のカラー表示は、再生中のDACや曲ビット深度、ボリューム調節状態の表示としての役割を果たす。
その他、SDHC/XC最大1TB対応のmicroSDカードスロット、IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)Wi-Fi、Bluetooth4.2等を装備。入力端子はUSB3.0 Type-C(充電・データ転送・USB DAC)、出力端子はイヤホン(アンバランス)出力x2、バランス出力(2.5mm/4極)x2、USB AUDIO出力。ディスプレイは5型TFTカラーLED(静電容量式タッチスクリーン)で、解像度は720×1,280ドット。
外形寸法は幅76.9mm、奥行き15.8mm、高さ132.2mm、重量約274g。製品にはUSB Type-Cケーブル、保護シート(画面/背面)x各2、microSDカードスロットカバーなど。なお別売オプションとして、専用ケース「A&futura SE200 Case」も同時発売。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Astell&Kern: https://www.iriver.jp/
株式会社アユート: https://www.aiuto-jp.co.jp/