2020.07.06 15:00 更新
2020.07.06 配信
USB Type-Cによる急速充電を組み込みアプリケーションで実現する、USB-IF TID:3036認証取得済みの開発ボードがSTマイクロエレクトロニクスからリリース。100W出力のUSB Power Delivery(USB PD)に対応する開発ボードで、製品開発の設計期間短縮、最終製品における認証取得の簡略化に貢献する。
最大100Wの定格出力を備え、USBプログラマブル・パワー・サプライ(PPS)機能で電流と電圧を動的に調整することで、最適化された充電を行うPPS USBパワー・シンク機器(PSD)向け。スマートスピーカーや電動工具、ウェアラブル機器、ロボット、ゲームコントローラ、ドローンといった従来の5V充電機器にUSB Type-Cを導入、USB PDの急速充電を実現する。
新しい開発ボードの「Nucleo-G071RB」は、USB PDコントローラを内蔵した汎用32bitマイクロコントローラ「STM32G0」を搭載。「X-Nucleo-USBPDM1」には、ポート保護用に独自の「TCPP01-M12」コンパニオン・チップが搭載されている。
また、STM32開発エコシステム用のツール・ソフトウェアを活用することで、開発を簡略化し開発期間の短縮が可能。従来の5V USB充電マイコンを使用しているアプリケーションにおいて、わずかな外付け部品でType-Cに移行できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
エス・ティー・マイクロエレクトロニクス株式会社: http://www.st-japan.co.jp/