2020.07.07 17:00 更新
2020.07.07 配信
撮影した映像から補正すべき情報を割り出し、認識しやすいよう視認性向上処理を行うシステムがEIZOから発表。カメラが撮影した映像データに補正処理を施し、接続したディスプレイにリアルタイムに補正映像を表示する。
主に道路や橋、鉄道といったインフラの点検や設備を必要とする箇所の検出、防犯など、カメラを用いた定常監視向けのシステム。画像の質で精度が左右されたり、作業者のスキルに依存していた従来の問題点を解決する。効果的な補正処理により、目視での異常発見が容易になるほか、AIによる異常検知能力の向上も期待できる。
「DuraVision EVS1VX」は、新しい視認性向上技術「Visibility Optimizer X」を搭載した上位機種。画素ごとに処理強度を最適化することが可能で、画像先鋭化や3Dノイズリダクション、カラーバランスに応じた補正などをリアルタイムに行う。
効果の強度を買えた4種類のプリセットモードを備えるほか、好みのモードを最大10種類まで登録できる。また、専用ソフトウェアを使用すれば、画面内の任意のエリアを選択して視認性を向上することも可能だ。
もう一方の「DuraVision EVS1VS」は、画面全体に自然な補正を一律で行う「Visibility Optimizer」を搭載。暗部補正や霧補正、ノイズ低減などに対応する。なお、表示モードは1種類のみ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
EIZO株式会社: http://www.eizo.co.jp/