2020.07.15 10:36 更新
2020.07.14 配信
AMDから、プロフェッショナル向けCPUの新モデル「Ryzen Threadripper PRO」シリーズが登場した。
第3世代Ryzen Threadripperの上位に位置づけられる製品で、メモリチャネルは4チャネルから8チャネルへと2倍に拡張。またメモリ容量は最大2TB、PCI-ExpressレーンもPCI-Express4.0/128レーンへと拡張されている。
それ以外のスペックに大きな変更はなく、製造プロセスはTSMC 7nm、TDPは280W、L3キャッシュは最大256MB、メモリクロックは最高3,200MHz。なおRyzen Threadripper PROでは、オーバークロック機能は全てのモデルで無効化されている。
製品ラインナップは64コア/128スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」(ベース2.7GHz/最高4.2GHz/合計キャッシュ288MB)を筆頭に、32コア/64スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3975WX」(ベース3.5GHz/最高4.2GHz/合計キャッシュ144MB)、16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3955WX」(ベース3.9GHz/最高4.3GHz/合計キャッシュ72MB)、12コア/24スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3945WX」(ベース4.0GHz/最高4.3GHz/合計キャッシュ70MB)の計4モデル。
なおLenovoからは、早くもRyzen Threadripper Pro 3995WXを搭載するハイエンドワークステーション「ThinkStation P620 」がリリースされている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/