2020.07.22 18:00 更新
2020.07.21 配信
「Ryzen 4000」シリーズは、「Zen 2」アーキテクチャを採用したコンシューマ向けAPU。リリース当初は大手OEMメーカーのシステムとしてのみ提供され、グローバル市場向けの第1弾モデルは、LenovoおよびHPなどから2020年第3四半期中に販売が開始される予定だ。
CPUコア数はこれまでの2倍に当たる最大8コア/16スレッド、メモリはDDR4-3200(デュアルチャネル)、TDPはGモデルが65W、GEモデルが35Wに設定されている。なおAMDのテストによれば、マルチスレッド性能は、前世代のデスクトップ用APUに比べて、最大2.5倍に向上。またCore i7-9700との比較ではシングルスレッド性能は最大5%、マルチスレッド性能は最大31%、グラフィックス性能は最大202%上回るという。
製品ラインナップは、8コア/16スレッドの「Ryzen 7 4700G」を筆頭に、6コア/12スレッドモデルが2種、4コア/8スレッドモデルが2種の計6モデル。なお各モデルのスペックは以下の表の通り。
「Athlon 3000」シリーズは、「Zen +」アーキテクチャを採用したコンシューマ向けのエントリーAPU。こちらもTDPはGモデルが65W、GEモデルが35Wで、グラフィックスコアはいずれも3コアに制限されている。
「Ryzen PRO 4000」シリーズは、「Ryzen 4000」シリーズをベースにセキュリティ機能を強化したビジネス向けモデル。ちなみに日本AMDに確認をしたところ、トレイ版の国内取り扱い開始がアナウンスされた3モデルや、国内BTOメーカーから当初販売が開始されるのはいずれも「Ryzen PRO 4000」シリーズになるとのこと。なお「Ryzen 4000」シリーズの国内販売については、単体、BTOとも現時点未定。
基本的なスペックに変更はなく、コア数は最大8コア/16スレッド、メモリはDDR4-3200(デュアルチャネル)、TDPはGモデルが65W、GEモデルが35W。製品ラインナップは、8コア/16スレッドが2種、6コア/12スレッドが2種、4コア/8スレッドが2種の計6モデル。
「Athlon PRO 3000」シリーズは、「Athlon 3000」シリーズをベースにセキュリティ機能を強化したビジネス向けモデル。こちらは計3モデルがラインナップする。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/