2020.08.17 12:34 更新
2020.08.17 配信
企業や自治体が特定エリア限定で構築できる5Gネットワークである、ローカル5Gに対応したルーターをシャープが開発。実証実験やネットワーク検証用として、9月以降に提供が開始される。
高速大容量、低遅延、多数同時接続といった5Gの特長を生かし、個別ニーズに応じた独自のネットワークを構築可能。カメラやFA機器、各種センサーをローカル5Gネットワークに接続することで、大容量データを高速で伝送できる。建設現場での建機遠隔制御や医療施設での遠隔診療、スマート工場での運用など、多彩な用途が想定されている。
転送速度は受信時最大約3Gbps、送信時最大約600Mbps。端末との接続には、Wi-Fi 6や2.5ギガビットLAN、USB3.0接続などが利用できる。有線と無線の同時使用も可能だ。
ローカル5Gの周波数は、2019年12月に制度化された「28.2-28.3GHz」のほか、今後割り当てが検討されている「28.3-29.1GHz」および「4.6-4.9GHz」にも対応。周波数の拡大を見据えた仕様になっている。
外形寸法は約幅84mm、奥行き157×、高さ16mm、重量約270g。2.4インチサイズの小型液晶を備え、4,000mAhバッテリーを内蔵している。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
シャープ株式会社: http://www.sharp.co.jp/