2020.08.20 19:06 更新
2020.08.16 配信
Apacerは、世界最小を謳う産業向けPCI-Express BGA SSDを発表した。いずれもNANDフラッシュは3D TLC NANDで、-40~85℃の広温度域に対応する。
製品ラインナップは、シーケンシャル読込3,270MB/sec、書込2,730MB/secの高速データ転送に対応するPCI-Express3.0(x4)接続の「PV920-uSSD」と、読込1,650MB/sec、書込860MB/secのPCI-Express3.0(x2)接続の「PT910-uSSD」の2モデル。
チップサイズは前者が16x20mm、後者は11.5x13mmとされ、これまでSSDを実装することが難しかった省スペースシステムでも使用可能。これまで以上に高速なデータ処理が求められる5G対応スマートアプリケーションや、大量のデータを処理する必要がある自動運転システムなどのストレージに最適だ。
対応機能はデータの整合性を維持する「エンドツーエンドデータ保護」や、高いセキュリティ機能を提供する「AES 256暗号化」、高温環境下でのデータ書込の安定性と整合性を確保する「サーマルスロットリング」など。またDRAMキャッシュを使わずに転送速度を高める「HMB」(Host Memory Buffer)をサポートする。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Apacer Technology Inc.: http://www.apacer.com/