2020.08.31 17:00 更新
2020.08.28 配信
Xiaomiより、新境地のベゼルレススマートフォンを可能にするフロントカメラ技術「3rd Generation Under-Display Camera」が発表。一見何も搭載されていないように思えるほど、巧妙にディスプレイに溶け込んだ画面埋め込み型カメラを実現した。
ちなみに今回発表されたのは第3世代の技術。第1世代はラボ内部の成果であり、第2世代で一般向けに発表、第3世代でようやく製品化にこぎ着けた。
新技術では、内蔵されたカメラを覆うディスプレイのピクセル密度がキモになっている。サブピクセルのギャップ領域に光を通す独自のピクセル配置により、ピクセル密度を犠牲にすることなく完全なRGBサブピクセルレイアウトを維持。さらに画面下カメラ領域の光透過率を高めることで、従来のフロントカメラに匹敵するイメージングパフォーマンスを発揮できるという。
また、独自開発のピクセル技術により、カメラ上部の表示領域を他の表示領域と同じピクセル密度にすることに成功。フルベゼルレスの効果を損なうことなく、まるで何も搭載されていないような違和感のなさでカメラを組み込んでいる。
今回発表された「3rd Generation Under-Display Camera」は、すでに量産体制に移行。来年にも一般向け市場に搭載デバイスが投入される見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一