2020.09.02 01:38 更新
2020.09.02 配信
NVIDIAは、2018年8月に発表された「GeForce RTX 20」シリーズ以来、約2年ぶりとなるコンシューマ向けGPUの新モデル「GeForce RTX 30」シリーズを発表した。
今年5月に発表されたデータセンター向けGPU「NVIDIA A100」と同じ、「Ampere」アーキテクチャを採用。またビデオメモリは、より高速なMicron GDDR6Xメモリを搭載する。
Turing世代からパフォーマンスは2倍以上、ワットパフォーマンスも最大約1.9倍に向上 |
これにより前世代と比較してパフォーマンスは2倍以上、ワットパフォーマンスも最大約1.9倍に向上しているという。またNVIDIAのコンシューマ向けグラフィックスカードでは初めて、バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16)に対応する。
GeForce RTX 3090 |
最上位モデル「GeForce RTX 3090」は8K解像度をターゲットにした最上位モデル。主なスペックはシェーダー数36基、RTコア69基、Tensorコア285基、CUDAコア数10,496基、ブーストクロック1.70GHz、メモリバス幅384bit、ビデオメモリはGDDR6X 24GBで、消費電力は350W。発売は9月24日予定で、価格は1,499ドルから。
GeForce RTX 3080 |
「GeForce RTX 3080」はGeForce RTX 2080との比較で2倍のゲーム性能を発揮するというハイエンドモデル。主なスペックはシェーダー数30基、RTコア58基、Tensorコア238基、CUDAコア数8,704基、ブーストクロック1.71GHz、メモリバス幅320bit、メモリスピード19Gbps、ビデオメモリはGDDR6X 10GBで、消費電力は320W。発売は9月17日予定で、価格は699ドルから。
GeForce RTX 3070 |
「GeForce RTX 3070」は、今回発表された中では最も下位に位置付けられる製品ながら、先代のフラッグシップであるGeForce RTX 2080 Tiを超えるパフォーマンスを発揮するという。主なスペックは、シェーダー数20基、RTコア40基、Tensorコア163基、CUDAコア数5,888基、ブーストクロック1.73GHz、ビデオメモリは唯一GDDR6Xではなく、GDDR6を8GB搭載し、メモリバス幅は256bit、消費電力は220W。発売は10月予定で、価格は499ドルから。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/