2020.09.03 10:39 更新
2020.09.02 配信
Intelは、開発コードネームTiger Lakeこと、ノートPC向け新CPU「第11世代Coreプロセッサ」を発表した。
製造プロセスは10nm「SuperFinテクノロジ」で、CPUコアには従来から約20%性能を向上させた「Willow Coveアーキテクチャ」を採用。またGPUコアには、現在開発中であるディスクリートGPU「Xe」をベースにした「Iris Xe Graphics」を組み合わせることで、ゲーム性能は従来の約2倍に引き上げられているという。
AI性能については先代から5倍に拡張。またインターフェイス類も強化されている |
これにより、AMD Ryzen 7 4800Uとの比較では、コンテンツの作成では最大2.7倍、ビデオ編集でも最大2倍のパフォーマンスを発揮できるとしている。
Ryzen 7 4800Uと「第11世代Coreプロセッサ」の比較。ビデオ編集処理は最大2倍のパフォーマンスを発揮するという |
またメモリコントローラが刷新されている他、最新インターフェイス「Thunderbolt 4」や高速無線LAN機能「Wi-Fi 6」、最新バスインターフェイス「PCI-Express4.0」などの機能が1チップに統合されている。
TDP12~28Wの「UP3」(左)とTDP7~15Wの「UP4」(右)が用意される |
製品ラインナップはTDP12~28WのUP3が「Core i7-1185G7」を筆頭に、「Core i7-1165G7」「Core i5-1135G7」「Core i3-1125G4」「Core i3-1115G4」の計5モデル。いずれもメモリはDDR4-3200/LPDDR4x-4266(Core i3はLPDDR4x-3733)に対応。グラフィックスはCore i7がEU数96基のIntel Iris Xe Graphics、Core i5が80基のIntel Iris Xe Graphics、Core i3が48基のIntel UHD Graphics。
「UP3」のラインナップとスペック |
TDP7~15WのUP4は「Core i7-1160G7」を筆頭に、「Core i5-1130G7」「Core i3-1120G4」「Core i3-1110G4」の計4モデル。メモリはLPDDR4x-4266で、グラフィックスはこちらもCore i7がEU数96基のIntel Iris Xe Graphics、Core i5が80基のIntel Iris Xe Graphics、Core i3が48基のIntel UHD Graphics。
「UP4」のラインナップとスペック |
またIntelでは「第11世代Coreプロセッサ」に合わせて、コーポレートロゴを変更。さらに各プロセッサロゴバッジについても、新しいコーポレートロゴをベースにしたものへと変更されている。
「第11世代Coreプロセッサ」に合わせて、コーポレートロゴは背景のブルーオーバルのないシンプルなデザインに |
各プロセッサロゴバッジもコーポレートロゴをベースにしたものへと変更された |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/