最新のニューラルネットワークを利用し、AndroidスマホのAI性能を計測・比較

UL Benchmarksより、AndroidデバイスのAI推論処理性能を計測・比較できるベンチマークテスト「UL Procyon AI Inference Benchmark」が公開された。プロフェッショナルユーザー向けのライセンスは年間1,495ドル。

MobileNet V3やInception V4、SSDLite V3、DeepLab V4など、最先端のニューラルネットワークを利用。一般的なマシンビジョンタスクをエッジで実行、浮動小数点数と整数値の両方に最適化されたニューラルネットワークモデルのパフォーマンスを計測できる。

ベンチマークはデバイスが内蔵するAI処理専用のハードウェアで実行され、Android Neural Networks API（NNAPI）が各テストに最適なプロセッサを選択。CPUとGPUで個別にテストを実行し、NNAPI実装の品質と互換性を確認できる。

また、ベンチマーク結果では各スコアの内訳や分析のほか、アプリ内ランキングにて他のスマートフォンとAI性能の比較が可能。ベンチマーク実行中におけるデバイスの温度やメモリ使用量、バッテリー充電レベルの変化をチャートで表示する。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
UL Benchmarks： https://benchmarks.ul.com/