2020.10.14 12:18 更新
2020.10.13 配信
Appleが新製品発表イベント「Apple Event」にて、最新スマートフォンの「iPhone 12」シリーズを発表。6.1インチの「iPhone 12」に加え、性能をそのままに5.4インチにダウンサイジングした小型版「iPhone 12 mini」、上位モデルとして6.1インチの「iPhone 12 Pro」と6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」をラインナップする。いずれもiPhoneとして初めて5Gに対応(日本向けはSub6のみ)した。
iPhone 12 |
平たく角張った「iPhone 5」のようなデザインが特徴。狭額縁化により、ベースモデルの「iPhone 12」は前世代から15%小型化、11%薄型化、16%の軽量化を果たした。「iPhone 12」および「iPhone 12 mini」はアルミニウム仕上げで、「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」はステンレススチール仕上げの筐体が採用されている。
ディスプレイは、HDRに対応するコントラスト比20万:1かつ625nitの有機EL「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載。米Corning社と共同開発した「Ceramic Shield」で表面をカバー、iPhone史上最大の耐久性を備える。
ハードウェア面では“スマートフォン史上最速”を謳う5nmプロセスの最新チップセット「A14 Bionic」を搭載。他のスマートフォンに比べ最大50%高速とされ、16コアになったニューラルエンジンは最大80%高速化した。OSは最新のiOS 14を搭載する。
iPhone 12 Proシリーズ |
「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」のカメラは、1,200万画素広角+1,200万画素超広角レンズによるデュアルカメラを搭載。ナイトモードとタイムラプス動画の撮影、スマートフォン初となるDolby VisionのHDR動画撮影に対応する。
「iPhone 12 Pro」シリーズ、は1,200万画素の広角+超広角+望遠レンズによる3眼カメラを搭載。4倍光学ズームと最大10倍のデジタルズーム、センサーシフト方式の光学式手ブレ補正、RAW撮影に対応する。また、深度センサーのLiDARスキャナーを新たに搭載した。
そのほか、ボディはIP68の防水・防塵仕様で、ワイヤレスネットワークはWi-Fi 6に対応。マグネット式のワイヤレス充電「MagSafe」も新たに搭載された。
外形寸法と重量は、「iPhone 12」が幅71.5mm、奥行き146.7mm、厚み7.4mm、164g。「iPhone 12 mini」が幅64.2mm、奥行き131.5mm、厚み7.4mm、135g。「iPhone 12 Pro」は幅71.5mm、奥行き146.7mm、厚み7.4mm、189g。「iPhone 12 Pro Max」は幅78.1mm、奥行き160.8mm、厚み7.4mm、228g。
「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」はストレージが64GB/128GB/256GBの3モデルで、カラーはブルー/グリーン/ブラック/ホワイト/(PRODUCT)REDの5色をラインナップ。「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」はストレージ128GB/256GB/512GB、カラーはグラファイト/シルバー/ゴールド/パシフィックブルーの4色展開だ。
HomePod mini |
また、イベントでは球形のスマートスピーカー「HomePod mini」も発表。「HomePod」からデザインを刷新、より小型になった。価格は税抜10,800円で、11月16日の週に発売される予定。
360°サウンドのフルレンジドライバーを内蔵するほか、Apple S5チップを搭載。複雑なチューニングモデルの適用やボリューム最適化、ダイナミックレンジ調整などをリアルタイムで制御する。音声アシスタントのSiriに対応し、Apple Musicのほかサードパーティ提供のサービスもサポート。iPhoneの位置を正確に把握し、iPhoneを近付けるだけで再生を引き継ぐことができる。
外形寸法は直径97.9mm、高さ84.3mm、重量345g。カラーはホワイトとスペースグレイの2色をラインナップする。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Apple Inc.: https://www.apple.com/