2020.10.19 20:05 更新
2020.10.19 配信
「Raspberry Pi 4」と同じクアッドコアSoC、Broadcom「BCM2711」を採用するモジュール型SBC「Raspberry Pi Compute Module 4」が登場。グローバル市場向けにはすでに販売が開始されている。
SO-DIMM規格を採用していたこれまでの「Raspberry Pi Compute Module」シリーズとは異なる新型フォームファクタを採用し、ボード下側にある高密度コネクタでドーターボードと接続が可能。これにより、モジュール全体のフットプリントを大幅に削減できるという。
主なスペックはグラフィックスがVideoCore VI、各種通信機能はギガビットLAN PHY、USB2.0x1、PCI-Express2.0x1x1、GPIO、SDカードなど。映像機能はデュアルHDMIインターフェイス(4K60pまで)、2レーンMIPI DSIディスプレイ、2レーンMIPI CSIカメラ、4レーンMIPI DSIディスプレイ、4レーンMIPI CSIカメラなどを備える。
Compute Module 4 IO Board | Compute Module 4 Antenna Kit |
カードサイズは幅55mm、奥行き40mm。なおバリエーションはメモリがLPDDR4-3200 1GB/2GB/4GB/8GB、ストレージは非搭載の他、eMMC 8GB/16GB/32GBが選択でき、それぞれワイヤレス機能搭載モデルと非搭載モデルがラインナップ。また各種インターフェイスが揃うドーターカード「Compute Module 4 IO Board」と、ワイヤレス用のアンテナキット「Compute Module 4 Antenna Kit」が用意される。
なおスイッチサイエンスでは、「Raspberry Pi Compute Module 4」の国内市場向け取り扱い開始を発表。eMMC非搭載モデルは現時点ラインナップされておらず、最も安価な「Raspberry Pi Compute Module 4 メモリ1GB / eMMC 32GB」が税込6,380円、「Compute Module 4 IO Board」は税込5,650円。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Raspberry Pi Foundation: http://www.raspberrypi.org/