大幅に進化した「ASUS Chromebook Flip C436FA」

2014年7月に発売された、ASUSの初代Chromebook「ASUS Chromebook C200MA/C300MA」から約6年。大幅に進化した「ASUS Chromebook Flip C436FA」がリリースされた。法人・教育機関向けとしてスタートしたChromebookは、日々アップデートが行われるChrome OSやG Suiteを利用することで、コンシューマ市場でもシェアを拡大。2020年にはGigaスクール需要に加え、テレワークによる働き方の変化も手伝って、今後も成長が見込まれている。

ASUS「Chromebook Flip C436FA」

そしてASUS Chromebookセグメントは、一般的なクラムシェル型とコンバーチブル型に大別される。新作「ASUS Chromebook Flip C436FA」は、これまでの文教向けモデルとは一線を画す、”メインで使えるノートPC”として、多くのギミックを盛り込んだコンバーチブル型の新機種だ。まずは外観デザインを見ていこう。

一見ホワイト色のマグネシウム合金製天板は、光の当たる角度によりパールのような艶やかな色に変化するエアロジェルホワイト。さらにエルゴリフトデザインの360°コンバーチブルヒンジ採用により、一般的なノートPCスタイルをはじめ、動画閲覧やプレゼンに便利なテントスタイル、さらには360°いっぱいに開くタブレットスタイルにもなる。これらは既存モデルでも採用されているが、薄さ13.76mmと1.15kgの軽量ボディから、外出先などでより軽快かつ手軽に利用できるようになった。

エルゴリフトヒンジを採用。ノートPCスタイルでの運用時は、快適なタイピングポジションを作り上げ、設置面を持ち上げることで冷却性能の向上にも貢献している

液晶ディスプレイは14型フルHDタッチスクリーン。CPUは3種類を用意

液晶ディスプレイは14型ワイドTFTカラーフルHD（1,920×1,080ドット）で、4辺狭額縁ベゼルを採用。タッチスクリーンパネルでの作業効率を高めるスタイラスペンも標準で装備されている。

ハードウェアもご紹介しよう。一般向けモデルには、Intel Core i7-10510U/Core i5-10210U/Core i3-10110Uの3種類がラインナップ。グラフィック機能はIntel UHD Graphics（CPU内蔵）で、メモリはLPDDR3 8GB（Corei 5-10210U/Core i3-10110U）/16GB（7-10510U）を搭載。ストレージは128GB SSD（Core i3-10110U）/256GB（Corei 5-10210U）/512GB（7-10510U）がそれぞれ実装されている。

フルサイズ78日本語キーボードは、バックライト付き。パームリジェクション機能をサポートする大型タッチパッドも備えた

ネットワークはデュアルバンドWi-Fi 6（Gig+）を搭載し、Bluetooth5.0もサポート。SDカードリーダーや、92万画素Webカメラも内蔵。さらにパワフルかつクリアなサウンドを実現する、harman/kardonの4スピーカー（サラウンド/1Wx2、1Wx2）、アレイマイクも内蔵する。

製品が納められたホワイト色のパッケージ	本体背面もホワイト色。通気スリットが確認できる

左側面のインターフェイス。USB3.1 Gen.1 Type-C端子やマイクロホン/ヘッドホンコンボジャックを装備。なおPowerスイッチもこの面にある

右側面のインターフェイス。USB3.1 Gen.1 Type-C端子やmicroSDXC/microSDHC/microSDメモリーカードリーダーを備える

ASUS USI Pen（SA300）は4,096段階筆圧検知対応で、約270日のバッテリ駆動時間を実現。マグネットペンホルダーは2つ付属する	指紋センサー内蔵もトピック。素早くログインができる

harman/kardon 認証を受けた多方向クアッドスピーカーを内蔵	92万画素Webカメラを内蔵

Core i5-10210U搭載モデル（型番：C436FA-E10068） には、専用スリーブケースが付属。さらに購入者にはGoogle Oneにて100GBのストレージが1年間使用可能で、ASUSのあんしん保証が提供される。外形寸法は幅319.5mm、奥行き208mm、高さ13.76mm、重量1.15kg。バッテリ駆動時間は約11.8時間、充電時間は約1.4時間。なお、Core i7-10510搭載の法人向けモデル（型番：C436FA-ENG/税抜154,364円）およびCore i3-10110U搭載モデル（型番：C436FA-E10266/税抜104,364円）は12月中旬より出荷が予定されている。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ASUS JAPAN株式会社： https://www.asus.com/jp/