2020.11.16 15:36 更新
2020.11.16 配信
NTTドコモより、新型コロナウイルスの感染リスクを低減する「ウインドウスルー会話装置」がリリース。自動車などの窓ガラス越しでもスムーズな会話を可能にする受話器型の装置で、隔離された状態でも相互にコミュニケーションをとることができる。
NTTメディアインテリジェンス研究所が開発した、音響信号処理技術(エコーキャンセラ)「ウインドウトーク技術」を搭載。閉めた状態の窓ガラスやアクリル板に装置を押し当てながら話すことで、内蔵のエキサイター(振動素子)による振動で声を相手に伝えることができる。相手の声は装置に内蔵されたマイクが集音、イヤホンマイクで聞くことが可能だ。
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双方向会話で発生するエコーやハウリングなどのノイズは、エコーキャンセラが除去。窓を開けることなくクリアでスムーズな会話が可能になる。ドライブスルー方式の外来診療(PCR検査など)、介護や医療現場における面談、商店などにおける接客への活用が想定されている。
また、装置のユーザーは通信回線や通信機器を使用しないため、面倒な接続や設定が不要。装置の電源には単3電池×2を使用し、10時間程度の連続稼働が可能という。外形寸法は幅70mm、奥行き225mm、高さ58mm、重量220g。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社NTTドコモ: https://www.nttdocomo.co.jp/