2020.11.26 12:00 更新
2020.11.25 配信
UL Benchmarksより、3Dベンチマークテスト「3DMark」のメジャーアップデートがアナウンス。リザルト画面が大幅に刷新され、より計測システムの性能を把握しやすくなった。
ここ数ヶ月でNVIDIAとAMDより最新GPUの投入が相次いだことで、かつてなくベンチマーク需要が高まっている。UL Benchmarksによれば、先月だけで100万以上のベンチマーク計測が行われたとのこと。その一方でベンチマークスコアの意味をひと目で理解するのが難しいという課題があり、多くのゲーマーの疑問に応えるために、リザルト画面を再設計することになったという。
まず第一の改善として、同じコンポーネントを搭載する他のシステムとベンチマークスコアを比較する機能を実装。同じCPUとGPUを搭載するシステムの送信スコアと比較し、平均を大きく下回る場合はハードウェア構成に問題があることが把握できる。また、同一構成の最高スコアと比較することで、オーバークロックによる性能の伸びしろを確認するといった活用方法も想定されている。
そしてもう一つの注目機能は、人気ゲームタイトルの想定パフォーマンスを表示する機能だ。現在は「Apex Legends」「Battlefield V」「Fortnite」「GTA V」「Red Dead Redemption 2」の5タイトルから選択可能で、実際のゲームにおけるパフォーマンスをおおまかに把握できる。
ゲーム環境は1080p Ultraまたは1440p Ultra(Ultra=最高の描画品質設定)の選択オプションを用意、その環境における平均フレームレートを表示する。これは社内テストの広範な計測データに基くもので、レイトレーシングオプションがある場合はオフの状態の結果という。
なお、新しいベンチマークリザルトはすべての「3DMark」エディションで利用可能。ゲームパフォーマンスの表示機能は、「Advanced Edition」または「Professional Edition」でのみ利用できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
UL Benchmarks: https://benchmarks.ul.com/