2020.12.15 10:53 更新
2020.12.14 配信
Raspberry Pi向けのオーディオHATボードを手がけるIQaudioが、昨年末にRaspberry Pi Foundationによって買収。今回のリリースにて、最も人気のあるIQaudioの4製品が新価格で再発売されることになった。
「DAC +」は、IQaudioのシリーズラインナップで最も低コストなオーディオHATボード。価格は20ドルで、24bit/192kHzのハイレゾ再生に対応する。Texas Instruments製のDACチップ「PCM5122」を実装し、RCAのペアコネクタとして出力可能。ヘッドホンアンプとしても使用できる。
「DAC Pro」は、IQaudio製品で最も忠実度の高いサウンドが楽しめるオーディオHATボード。価格は25ドルで、Texas Instruments製DACチップ「PCM5242」を実装、「DAC +」以上のS/N比を特徴とする。出力コネクタは「DAC +」同様だが、オプションのドーターボード(2021年Q1再発売予定)を組み合わせることで、XLRペアコネクタによるバランス出力をサポートする。
DigiAMP + | Codec Zero |
「DigiAMP +」は、最大35Wのパッシブスピーカーをペアで駆動させることができるアンプHATボード。TexasInstruments「TAS5756M」を実装、Raspberry Pi本体と組み合わせることで、トランプデッキと同サイズのHi-Fiオーディオシステムになる。なお、動作には12-21V/3Aに対応する別売りの外部DC電源が必要となる。
「Codec Zero」は、「Raspberry Pi Zero」のフットプリントに収まるよう設計されたオーディオI/O HATボード。Dialog Semiconductor「DA7212」コーデックをベースとした製品で、内蔵MEMSマイクおよび外部モノラルマイク、1.2W/8Ωのモノラルスピーカーなど、多彩な入出力デバイスをサポートする。価格は20ドル。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Raspberry Pi Foundation: https://www.raspberrypi.org/