2021.01.05 12:27 更新
2021.01.03 配信
Qualcommより、エントリースマートフォン向け「Snapdragon 4」シリーズ初の5G対応SoCとして「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」がリリース。11nmプロセスの前世代「Snapdragon 460」から8nmに微細化され、性能が大きく向上している。
CPUはオクタコアのKryo 460、GPUはAdreno 619を搭載。CPUとGPUは、ともに100%の性能向上を果たした。デジタルシグナルプロセッサ(DSP)はSnapdragon 600/700シリーズと同等のHexagon 686を内蔵、AI処理性能は従来から70%向上している。モデムはSnapdragon X51 5Gを内蔵し、Sub-6およびミリ波の5G通信に対応する。
また、画像処理プロセッサ(ISP)はSpectra 345 ISPを内蔵し、解像度は最大6,400万画素、3眼カメラに対応。そのほか、リフレッシュレート120HzのフルHDディスプレイやWi-Fi 6、Bluetooth aptXをサポート。充電技術は、「Snapdragon 4」シリーズで初めてQuick Charge 4+に対応した。
なお「Snapdragon 480 5G」を搭載した初のスマートフォンは、2021年初頭にHMD Globalより「Nokia 8.3 5G」が発売予定。さらにOPPOやOnePlusからも順次リリースされる見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated: https://www.qualcomm.com/