2021.01.13 03:34 更新
2021.01.13 配信
NVIDIAは、最新コアアーキテクチャ「Ampere」を採用するノートPC向け最新GPU「GeForce RTX 30」シリーズを発表。なお搭載ノートPCは、1月26日より順次販売が開始される予定だ。
「GeForce RTX 30」シリーズでは、従来の2倍のスループットを実現した第2世代RTコアを採用したことでワットパフォーマンスが大幅に向上。さらに最新の第3世代Tensorコアにより、「NVIDIA DLSS」の効果も大きく引き上げられている。
さらに薄型・軽量ノートPC向け「Max-Qテクノロジー」もAI機能を採用した第3世代へとアップグレード。CPU、GPU、メモリを監視し、必要なコンポーネントに最適な電力を供給する「Dynamic Boost 2.0」や、AIアルゴリズムを利用してCPUやGPUの温度とファン速度を制御する「WhisperMode 2.0」、CPUからGPUメモリ全てにアクセスできるようにする「Resizable BAR」などの機能に対応。
CPUからGPUメモリ全てにアクセスできるようにする「Resizable BAR」に対応 | 16GBの大容量メモリを搭載する「GeForce RTX 3080」はクリエイティブな作業にも向く |
さらに「NVIDIA DLSS」を有効活用することで、同等の電力でも最大2倍のパフォーマンスを引き出すことができるようになるという。
フラッグシップモデルとなる「GeForce RTX 3080」は、最大16GBのGDDR6メモリを搭載し、1440pのウルトラ設定でも最新ゲームで100fps以上のフレームレートを実現可能。また大容量メモリを活かし、8Kクラスの超高解像度ビデオエンコードや、画像の編集などを行うクリエイター向けノートPCも用意される。なお搭載モデルの価格は1,999ドルから。
GeForce RTX 3070 |
ハイエンドモデル「GeForce RTX 3070」は、GeForce RTX 2070から約50%高速化され、最新ゲームで1440pのウルトラ設定でも90fps以上のフレームレートを実現できるという。なお搭載モデルの価格は1,299ドルから。
GeForce RTX 3060 |
今回発表された中で最もエントリークラスな「GeForce RTX 3060」でも、GeForce RTX 2080 SUPERを超えるパフォーマンスを発揮。フレームレートは、最新ゲームで1080pのウルトラ設定でも90fps以上を実現できるという。なお搭載モデルの価格は999ドルから。
デスクトップ向け「GeForce RTX 3060」は、GeForce GTX 1060と比較してラスタ性能は2倍、レイトレーシング性能は10倍に向上 |
またデスクトップPC向けの新GPUとして「GeForce RTX 3060」も同時リリース。主なスペックはCUDAコア数3,584基、ベースクロック1.32GHz、ブーストクロック1.78GHz、メモリバス幅192bitで、GDDR6 12GBのビデオメモリを搭載。また「Resizable BAR」機能をサポートする。なお市場想定売価は329ドルで、2月末より発売が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/