2021.01.20 10:38 更新
2021.01.19 配信
Qualcommより、ハイエンドクラスのスマートフォン向けとなる最新SoC「Snapdragon 870」がリリース。昨年7月に発表された「Snapdragon 865 Plus」の強化版にあたる7nmプロセスのSoCで、動作クロックが向上している。
基本的なスペック構成は「Snapdragon 865 Plus」を継承し、CPUはオクタコアのKryo 585、GPUはAdreno 650、AI処理用のDSPはHexagon 698を内蔵。高速処理用のCPUコアクロックが3.1GHzから3.2GHzに引き上げられているのが特徴で、従来から性能が強化されている。
5Gモデムも同等のSnapdragon X55 5Gが統合され、下り最大7.5Gbps、上り最大3Gbpsの転送速度を発揮。その一方でWi-Fiは6GHz帯をカバーするWi-Fi 6EからWi-Fi 6(2.4GHz+5GHz)に引き下げられるなど、スペックが調整された。
なお、新しい「Snapdragon 870」は、XiaomiやOPPO、OnePlus、iQOO、Motorolaなどの各メーカーから搭載スマートフォンが発売される予定。2021年第1四半期中の市場投入が見込まれている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated: https://www.qualcomm.com/