2021.01.21 10:53 更新
2021.01.20 配信
「Dimensity 1200」は、5G通信に対応する台湾TSMC製6nmプロセスのハイエンド向けSoCで、昨年発表された「Dimensity 1000+」の後継にあたる。
CPUはCortex-A78ウルトラコア3.0GHz×1+Cortex-A78スーパーコア2.6GHz×3+Cortex-A55省電力コア2.0GHz×4のオクタコアCPUを搭載。CPU性能は最大22%向上、電力効率も25%改善した。
GPUはMali-G77 MC9を内蔵し、最大13%の性能向上を実現。リフレッシュレート168Hz(フルHD)をサポートしている。DSPはヘキサコアのAPU 3.0が採用され、AI処理能力は5 TOPS。画像処理用のISPも性能が向上しており、2億画素のシングルカメラまたは3,200万画素+1,600万画素のデュアルカメラに対応する。
そのほか、統合された5GモデムはSub-6GHz通信、5Gキャリアアグリゲーションに対応。ワイヤレスネットワークは、Wi-Fi 6およびBluetooth 5.2をサポートする。
また、同じく「Dimensity 1000+」後継の5G対応SoCとして、よりコストパフォーマンスに優れた「Dimensity 1100」も発表された。同じく台湾TSMC製6nmプロセスのSoCで、CPUはCortex-A78 2.6GHz×4+Cortex-A55 2.0GHz×4のオクタコア構成。GPUはMali-G77 MC9、リフレッシュレートは最大144Hz(フルHD)をサポートする。
そのほか、DSPは4.5 TOPSのAPU 3.0、ISPは1億800万画素のシングルおよび3,200万画素+1,600万画素のデュアルカメラに対応。「Dimensity 1200」同様のネットワーク性能を備えている。
なお、「Dimensity 1200」と「Dimensity 1100」は、今後XiaomiやOPPO、vivoなどのメーカーから搭載モデルが発売される見込みだ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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