2021.02.01 11:15 更新
2021.01.29 配信
Xiaomiより、現行のワイヤレス充電で必須のケーブルやスタンドを用いずに端末を充電できる、独自のリモート充電技術「Mi Air Charge Technology」が発表。送電機から数m範囲をカバーし、歩きながらでも充電が可能という革新的な技術だ。
室内に設置された送電機から、ミリ波を用いて電力を送る技術。送電機には144基のアンテナアレイが内蔵され、ビームフォーミングでスマートフォンを狙い撃ちにして充電できる。スマートフォン側にはビーコンアンテナと14基の受信アンテナアレイを内蔵、整流回路を介して電波を電力に変換する。
送電範囲は数mで、1台につき5Wの送電が可能。歩きながらやゲームプレイ時のようなスマートフォンの使用中でも問題なく、端末が複数台の場合もそれぞれ5Wで充電できる。遮蔽物がある場合でも充電効率が下がることはないという。
現時点では技術デモ段階のため、まだ具体的な製品への搭載予定はなし。送電機はテレビやスマートスピーカーのような据え置き機器に内蔵することが想定されており、将来的には室内だけでなく家全体のデジタル機器をリモート充電することが計画されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
小米科技: https://www.mi.com/