2021.02.02 12:42 更新
2021.02.01 配信
産業用コンピュータを手がけるアドバンテックより、組み込み向けCOM Express Type 6規格のCPUモジュール「SOM-6883」がリリース。第11世代Intel Coreプロセッサを搭載した最新モデルで、AI推論や医用画像診断装置、無人搬送車、自律移動ロボットといったエッジ環境向けアプリケーションでの運用が想定されている。
TDP12~28Wの「Tiger Lake UP3」を搭載し、グラフィックスはIntel Iris Xe Graphicsを内蔵。前世代のCPUモジュールに比べCPU性能が最大25%、GPU性能は2.95倍に向上した。画面出力はDDI×3、eDP/LVDS、VGAによる最大4画面の独立表示が可能だ。
また、DDR4-3200MHzに対応するメモリは、最大16GBをオンボードするほか、最大32GBをSO-DIMMで追加できる。豊富で高機能なインターフェイスも特徴で、PCI-Express4.0×1およびPCI-Express3.0×5に対応。2.5ギガビットLANやUSB3.2 Gen.2×4、ストレージはNVMe SSDおよびSATA3.0(6Gbps)×2をサポートする。なお、動作温度は0~60℃で温度拡張は-40~85℃。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
アドバンテック株式会社: https://www.advantech.co.jp/