2021.02.08 12:40 更新
2021.02.05 配信
Xiaomiより、世界初となる全方位ディスプレイ「Quad-curved Waterfall screen」を搭載したコンセプトスマートフォンが発表された。「ビジュアルインターフェイスが水のようにスマートフォン表面を流れる」と表現されるように、画面から外周部分に至るまで、背面以外の全方位がディスプレイになっている。
同社のエンジニアが「スマートフォンを可能な限りシンプルに、“画面だけ”のフォームファクタに近付ける」ことをコンセプトに据えて開発。いわく「物理的なポートやボタンは、よりエレガントな代替手段によって置き換えられる」とのことで、現行スマートフォンが外周部に搭載しているポートやボタン類も姿を消している。
従来の曲面ガラスに比べ、製造の難易度が飛躍的に向上するという“88° hyper quad-curved screen”を採用。さらにこの超湾曲ガラス製造に加え、フレキシブルディスプレイに取り付けるための3D接合が技術的ブレークスルーの最大の課題だったという。
なおこのコンセプトスマートフォンは、超薄型圧電セラミックや業界初のフレキシブルフィルムディスプレイ音響技術、第3世代アンダーディスプレイカメラ、感圧タッチセンサーといった、自社開発による46の特許技術で構成されているとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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