2021.03.04 02:05 更新
2021.03.03 配信
AMDの最新グラフィックスアーキテクチャ「RDNA 2」を採用するGPUに、最新モデル「Radeon RX 6700 XT」が登場。グローバル市場向けの発売日は3月18日で、市場想定売価は479ドルから。
型番からも分かる通りRadeon RX 6800の下位に位置づけられる製品で、WQHD解像度までならAAAゲームでも高リフレッシュレート環境で快適にプレイすることができるという。
またキャッシュメモリ技術「Infinity Cache」や、レイトレーシング機能、パフォーマンスオーバーヘッドを最小限にながら映像品質を高める「FidelityFX」、応答速度のラグを低減する「AMD Radeon Anti-Lag」「AMD Radeon Boost」、ディスプレイ同期技術「AMD FreeSync」などの機能にも対応する。
最新のAAAゲームでは、多くのテストでGeForce RTX 3070を上回るパフォーマンスを発揮 |
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズに比べて、ビデオメモリ容量が多い点もアピールされていた |
主なスペックはコンピュートユニット数40基、ストリームプロセッサ数2,560基、ベースクロック2,321MHz、ゲームクロック2,424MHz、ブーストクロック2,581MHz、Infinity Cacheが96MB、メモリバス幅192bit、ビデオメモリはGDDR6 12GB、TBPは230W。Radeon RX 6800と比較するとコンピュートユニットが20基、Infinity Cacheが32MB、ビデオメモリが4GB削減されている。
ただしゲームクロックは約600MHz、ブーストクロックも450MHz以上も引き上げられており、WQHD解像度ではGeForce RTX 3070と同等以上のパフォーマンスを発揮するという。
その他リファレンスモデルの補助電源コネクタは8+6pin、電源回路は11フェーズで、PCBには2層の「2OZ COPPER」を備えた10層PCBを採用。カードサイズは長さ267mm、厚さ2スロット、出力インターフェイスはHDMI2.1×1、DisplayPort1.4×3で、セミファンレス機能に対応する2連ファンクーラーを搭載する。
なお、これまでRyzen 5000シリーズのみに制限されていた「Smart Access Memory」機能だが、Ryzen 3000シリーズでも利用できるようになる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/