2021.03.08 20:00 更新
2021.03.08 配信
「conga-TCV2」は、AMDの組み込み向けプロセッサRyzen Embedded V2000を搭載する、COM Express Type 6規格準拠のモジュールPC。24時間無停止を要求される、ネットワーク接続型・ファンレス仕様の組み込みシステムに適している。
「Zen 2」アーキテクチャを採用するRyzen Embedded V2000シリーズは、前世代のRyzen Embedded V1000から演算性能が2倍に向上。シングルコア性能も25~35%向上しており、TDP15Wの省電力設定で最大のパフォーマンスを発揮できる。最小TDP10W設定でも動作するため、ソーラーパネルを利用した自律型のシステム向けにも適している。
製品ラインナップは、8コア16スレッドの「Ryzen Embedded V2748」(最大4.25GHz/TDP35~54W)と「Ryzen Embedded V2718」(最大4.15GHz/TDP10~25W)、6コア12スレッドの「Ryzen Embedded V2546」(最大3.95GHz)と「Ryzen Embedded V2516」(最大3.95GHz/TDP10~25W)を搭載する合計4モデル。メモリはデュアルチャネルに対応する最大3,200MT/secのDDR4 32GB、最大7基の演算ユニットで構成されるAMD Radeonグラフィックスを内蔵する。
そのほか、最大でPCI-Express3.0(x8)、PEG3.0(x8)、USB3.1 Gen.2×2、USB2.0×8、SATA3.0(6Gbps)×2を搭載可能。インターフェイスは、ギガビットLAN、GPOIs I/O、SPI、LPCなどを備える。画面出力はDisplayPort1.4/HDMI2.1×3、LVDS/eDP×1に対応、4K/60Hzのディスプレイを最大4台同時に出力できる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
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