2021.03.09 15:26 更新
2021.03.09 配信
グローバルシャッター搭載モデルでは業界最多、有効1億2,768万画素のCMOSイメージセンサーがソニーから。
産業機器向けとして一般的なCマウントレンズ対応の1.1型イメージセンサーの約10倍の面積による多画素化を実現。動体歪みのない撮像を可能にする独自グローバルシャッター画素技術「Pregius」(プレジウス)を採用。さらに独自デバイス構造とインターフェイス技術を組み合わせることで、従来比約4倍の高速読み出しが可能だ。
これにより、1回の撮像で動体歪みなく広い視野角を捉えられる高効率な撮影や、高解像度撮影による認識精度の向上、高速撮像による高い処理性能を実現。高い生産性が求められるディスプレイや電子基板の検査工程において、検査精度の向上や検査時間の短縮が期待できるほか、広域モニタリング、空撮など、様々な用途での課題を解決できるとしている。
イメージサイズは対角56.73mm(3.6型)、ユニットセルサイズは3.45×3.45μm、電源電圧はアナログ部が3.3V、デジタル部が1.2V、インターフェイス部が1.8V、フレームレートは14bit/12.9fps、12bit/19.6fps、10bit/21.8fps。なおサンプル出荷はカラーモデルが2021年4月、白黒モデルが2021年5月頃になる予定。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ソニー株式会社: http://www.sony.co.jp/