2021.05.10 19:14 更新
2021.05.10 配信
サイバーセキュリティ関連の製品を得意とするシンガポールのFlexxonから、AIデータセキュリティ機能を提供する専用セキュリティチップ「Quantum Engine」搭載したNVMe SSD「X-PHY Embedded AI CYBER SECURE SSD」が登場した。
「Quantum Engine」では、セキュリティの脅威を追跡することで、データをリアルタイムで監視および保護できる他、未知の脅威に対するゲートウェイをブロックし、ファームウェアを保護する自己学習機能を搭載。さらに物理的な攻撃を把握するため、電力や温度を監視する「XPHY Site Secure」や、不特定のアクセスを通知する「XPHY Forensic」、ウイルス、マルウェア、ランサムウェア等によるデータハッキングを防ぐ「XPH YGuard」などの機能を備える。
インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)/NVMe1.3、NANDフラッシュは3D NANDで、SSD向けの機能としてLDPCや静的/動的ウェアレベリング、S.M.A.R.T、TRIM、電源損失保護アルゴリズムなどを搭載する。
容量は500GBと1TBの2モデル。フォームファクタはM.2 2280とU.2の2種類で、グローバル市場向けにはM.2 2280が8月より、U.2が12月より発売が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Flexxon(X-PHYブランド): https://x-phy.com/